GOASTANGA [ゴア]

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海外に行きたい。今年は全然どこにも行ってない。

とこの前ふと思って、よく考えたら3月にマレーシアとインドに行っていたことを思い出した。ここまでくると我ながら異常なんじゃないかと思うけど、それくらいこの8年は頻繁に海外に行っていたということだろう。

それで、ゴアで通っていたマイソールクラスについて書いていなかったことも思い出した。ずいぶん前のことだけど、ゴアもモンスーンが過ぎてまたオンシーズンに入り、これから行く人もいるかもしれないし、何かの参考になればという思いと、自分の備忘録のために書いておこうと思う。

ゴアはインドの西岸にある小さな州で、アシュタンガヨガをやっている人は、ゴアと言えばロルフ・ナウジョカットのマイソールクラスだと思うかもしれないけど、それは北ゴアで、私が滞在していたのは南ゴア。私は北ゴアには行ったことないけど、ゴア=トランス、パーティー、ドラッグ、ヒッピーみたいなイメージがあるのは北ゴアらしく、南ゴアはビーチがきれいでのんびりしていて、最近は北ゴアで遊んだ後は南ゴアに流れてチルすると言われているらしい。私はもう夜遊びはキツいので、最初から南ゴアでよかったなと思った。余談ですが。

そんなことはさておき、南ゴアでは「GOASTANGA」というドイツ人のReginaがやっているマイソールクラスに通っていた。Patnemビーチの端にある「Kala Bahia」というとても素敵なバケーションハウス(ここは本当に素敵で泊まってみたかった!)が立ち並ぶ施設の一角の、木の柱に布をかぶせただけという簡素なシャラ。朝はアシュタンガヨガのマイソールクラス、それ以外の時間は別のヨガやアクティビティをやっている。

文字通り“海の目の前”にあるシャラで、多分波打ち際から3mくらいしか離れていなかったんじゃないかな。こんなロケーションで練習したことがなかったので、最初は「素敵!」と興奮したけど、このロケーションが曲者で…その辺りはまた後で。

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その前にまずはReginaについて。Reginaは1992年から練習を始めて、ブラジルやインドで指導をしているドイツ人の先生で、年代的にもいわゆるオールドティーチャー。このマイソールクラスは、リゾート地という土地柄と、おそらく先生のアシュタンガヨガに対する考え方を反映して、最低1週間からしかクラスが受けられない。初心者は最低3週間から。私はそういう先生の姿勢に共感したので、そのシステムを聞いてすぐにここにしようと思った。実は近くに別のマイソールクラスもあって、そこはドロップインOK。でも、私は別にドロップイン反対派というわけではなくて、ロケーションやここに来る人の旅行スタイルを考えたら、Regineの選択は納得だなと。

初めてのマイソールクラスだと「どこまで練習しているのか?」「先生は誰か?」と聞かれることもあるけど、Reginaは特にそんな質問をすることなく、どれくらいの期間練習を続けているかだけを聞かれた。あとは毎朝の私の練習を見ながら、必要なところだけアジャストやサポートをしてくれる感じ。クラスでは、練習がまだ自立していないビギナーも多かったせいか、話し込んで熱心に教えている姿もよく見た。

これまでも外国人の女性の先生のマイソールクラスを受けたことはあるけど、Reginaはどちらかというと日本の女性の先生に似ている気がする。体のアジャストだけでなく、その時に言葉での説明やサポートも多用する。説明の内容も解剖学的な見地からのアドバイスが多かった気がした(アイアンガーをやってたからかな)。私の苦手とするマリーチアーサナでは、Reginaの言葉で「ああ、そうか」と目から鱗が落ちて、そこから意識が変わったりもしたのでとてもよかった。

Reginaの指導は好きだったし、そういう先生のマイソールクラスが毎朝受けられるのは本当にうれしかったのだけど、最初に素敵だと思ったロケーションが、アシュタンガヨガの練習には全然合わなくて(少なくとも私には)、実はとても苦労した。

「Be your own Guru! (自分が自分のグルになろう!)」とても好きな言葉。

「Be your own Guru! (自分が自分のグルになろう!)」とても好きな言葉。

まず海が近すぎる。このシャラは壁がなくて、カーテンみたいに布がかかっているだけなので、波の音がダイレクトに聞こえてきて、これが意外と気が散る。練習中にふと気がつくと、自分の呼吸よりも波の音に耳を傾けていることがあって、そのせいか気が「集中」じゃなくて「散漫」になってしまうのだ。よくリラックスする時のBGMで波の音が流れていたりするけど、リアルな波の音がリラックス効果を誘うのか、集中するのが難しい。しかも、海の潮風のせいか、汗をかいてもなんだか体がベタついて、スルッと腕が入って欲しいガルバピンダで、腕がなかなか入らなかったりする。

それに自然に囲まれているので、虫はもちろんマットに上がってくるし、種々雑多な鳥の鳴き声もするし、犬もシャラ内をうろうろして、ときにはマットの上に座り込んで動かなかったりもした。私は犬は大好きだけど、この犬が施設の飼い犬じゃなくて野犬だとわかった時はちょっと怖かった。でもよく考えたら、人間の私たちの方が後からきて、勝手に小屋を立てて、ヨガなんてものを朝からせっせとやっているわけで、邪魔なのはむしろこちらの方だよねと思うと怒る気にもならず、「人間って何やってんだろうな〜?」なんて考えてしまう。そんなことを考えるのもまた集中を妨げる要因のひとつになり、本当に何やってんだか状態になる。

ここのマイソールクラスを知る前は、泊まっているホステルの屋上で一人で練習していたので、屋外での練習がダメというわけではない。むしろその時は、とても集中できて外の練習は気持ちがいいなと思っていたくらい。だから、やっぱりこの海と自然が近すぎる環境が私には合わなかったんだと思う。

そういうわけで、心から全力でおすすめはできないけど、こういう環境で練習するのは経験としてはおもしろいと思う。さっき「GOASTANGA」のWebサイトをチェックしたら、2017-18シーズンの情報だけだったので、2018-19シーズンでReginaのクラスや、他の先生のマイソールクラスがあるかどうかは不明です。行きたいと思う人は前もって確認してください。

GOASTANGA (Kala Bahia内)
Teacher: Regina
Mysore Class Schedule: Moonday以外毎朝(時間忘れた)
Class fee:
1 week rs 2500
2 weeks rs 4700
3 weeks rs 6800
1 month rs 8500

YOGAYuko MatonoYoga