108回のドロップバック

久しぶりにgrimmlyさんのブログを見たら、ドロップバックの研究がアップされていて、相変わらずのアシュタンガバカぶりで思わず笑ってしまった。(これ最上級の誉め言葉!)

grimmlyさんは、イギリス人のアシュタンギ。以前もブログでジャンプスルー&ジャンプバックの研究と実践を続けた記録を紹介したことがある。会ったことはないけれど、私は彼のオタク的アシュタンガ研究熱心な姿勢が本当に大好きです。そして、その姿勢と熱意がずっと変わらないところが素晴らしい。

1つのことをとことん追求している様子というのは、端から見ると正直滑稽なものだと思う。だって、アシュタンガヨガを知らない人から見たら、バックベンドでどれだけ曲がろうが、ジャンプスルー&ジャンプバックがどれだけキレイにできようが、どうでもいい。というか、まず意味が分かんないだろうし。そういうのは釣りだって、漫画だって、料理だって、何だって同じじゃないのかな。

でも私は、誰にも理解されなくても、滑稽だと思われても、ひたすらに打ち込めて夢中になれて追求できる「何か」を人生で見つけた人は、幸せだなと思うのです。幸せというのはそういうものだと言い切ってもいいかもしれない。

だって、ドロップバック108回したって、お金ももらえないし(ほとんどの人は)、だれかに賞賛されることもないし(一人で家でやってたらなおさら)、一見良いことなんて何も無さそう。でもやってる本人は多分満足だと思います。そういうのが好きなんです。うまく言えないけど。笑

という訳で、久しぶりにgrimmlyさんの愛すべきアシュタンガバカな姿を紹介したくなったので、動画を貼らせてもらいました。(繰り返しますが誉め言葉ですよ!)

この年末は、除夜の鐘に合わせて108回のドロップバックでもしてみようかしら。誰にも見られてなくても、きっと「私ってバカだな~」という幸せな気分になれそうです。

Yuko MatonoYoga, Archive